この記事では
- 00世代とは。
- 百足とは。おすすめバトル。
- Ono-Dとは。おすすめバトル。
- 藤KooSとは。おすすバトル。
- 韻マンとは。おすすめバトル。
みなみ
ラップバトルにおける 00世代とは。
00世代とは、名前の通り西暦2000年(平成12年)生まれで活躍しているラッパーのことを指します。
数年前はあまり名前を聞かなかったのですが、ここ最近勢いに乗っており動画サイトにおいても数々のベストバウトがアップロードされています。
1. 百足とは。
注目の00世代1人目として百足(ムカデ)さんを紹介させていただきます。 百足さんはschool of rapでも大活躍! 最近では、百足キラーと呼ばれていたMC龍さんも倒しています。 スキルだけでなくルックス , ファッション も評判がいいので女性ファンは放ってはいられない存在になりそうです。
百足君は聞き心地良いフロウも多種多様ですが、音抜き時には長めの韻をしっかりはめることが出来、トラップ系のビートへの乗せ方が抜群に上手い。そのためラッパーとしての基本性能がとても高いように思います。
また、3つ目の動画の1:39~始まる百足君のバースでは「悪いことばっかしてそれで上に上がれるほど甘くねえ」といった自身の高校生ラップ選手権に出れなかった経験をバースに込めているように思います。そういったラッパーとしての経験値も同世代では頭一つ抜けているのではないでしょうか。
また、百足さんに関する別の記事は、以下にまとめてあるので気になる方は是非見てください!
2. Ono-D ( Lil ode)
注目の00世代2人目としてOno-Dさんを紹介させていただきます。以下の動画を見ても分かりますが、ズキ子さん主催のNucleus vol1ではLil odeという名前で出場していました。また、第14回高校生RAP選手権にも出場が決まりました! 活躍が楽しみです。
Ono-Dさんは、ビートアプローチが鮮やかで本当に聞き心地がいいです。自然に首が触れるフロウその中に、「じーちゃんとばーちゃんが神社でガ〇ジャ吸っで病院患者」や「いけない先輩あんあんあん。おっとiphone call me bi〇ch からもプルゥープルゥー」など聞いているこちらに情景をイメージさせてくれる言葉巧みなワードセンスが光るラインを確実に落としてきます。
他にも言葉巧みなラインをいっぱい出すので そこに注目してフロウに耳を傾けるとまた違った楽しみ方が出来るかもしれません。
また、Ono-Dさんの音源は、以下にまとめてあるので気になる方は是非見てください!
3. 藤KooS (八咫烏→FUMA no KTR)とは。
注目の00世代3人目として藤KooSさんを紹介させていただきます。先ほど紹介させていただいたOno-Dさんと忍者隊という名前でバトルに出場していますね。また、第14回高校生RAP選手権にも出場が決まりました!
藤Koosさんは、早口が細かくビートにはまっているように感じます。例えが良くありませんがFLANKENさんの早口をビートにしっかり乗せて聞き取りやすくした感じでしょうか。リズムキープや活舌が卓越しています。聞き取りやすいラインの中の一つに荒野行動のネタを出された際に「結果だけにとらわれた有終の美。お前らの心を打ち抜く95式」という会場を沸かせたラインがありました。早口フロウだけでなくゆっくりでも確実に4小節の間など所々に韻を落とすスキルを見せています。
他にも、藤Koosさんは、Massproduction , ゲーマー , Technic , White NINJA などの音源も出しています。youtubeに公開されているのでそちらも是非チェックしてみてください!
4. 韻マンとは。
注目の00世代4人目として韻マンさんを紹介させていただきます。韻マンさんは、惜しくも第14回高校生RAP選手権には落ちてしまいましたが、戦極スパーリングNHKヤングラップバトルへの道で見事優勝を飾りました。 その際に、韻マンさんは百足さんのTシャツを着ていたという小ネタがあります。仲の良さが伝わってきますね。
韻マンさんはとても長い韻を気持ちよく落としてくれる名前の通りのラッパーです。長い韻を即興で踏んでいくのはとても難しいことですが、韻マンさんはそれを清々しくやってのけてしまいます。
韻マンさんのパンチラインに「生麦生米生卵 と 安心してください履いてますよ」, 「伝説ポケモン と 永遠のゼロ と 泉北高速鉄道」とあります。一見長い韻を堅くはめているように感じてしまいますが、文字に起こしてみるとあまり踏んでいないように思えます。これが韻マンさんの強いところだと思います。韻マンという名前のネームバリュー , またフロウを合わせ音踏みをするという簡単に言うと雰囲気踏みのような超高度なスキルを有しています。ここまで聞いてて気持ちいい音踏みをできる人はあまりいないのではないのでしょうか。
非常に聞いてて気持ちがいいラッパーです。
まとめると…
これまで4人の00世代を紹介してきましたが、韻マンさん以外の3人はフロウに特化していると言われています。個人的には韻を踏むスキルもとても高いように感じます。ですのでそれだけあまりにもフロウが目立ちまくっているといえると感じました。
それに比べ韻マンは、音踏みによる長い韻の連打で客を清々しく沸かせる異色のプレイヤーです。相反するものが一緒に戦った時また向かい合って戦った時どうなるのか楽しみです!
“日本のラップは心で聞くものUSのラップは耳で聞くもの”と言われています。hip-hopで言われがちな「日本のRAPはUSの後追い」という言葉はさておき、00世代を見てわかる通り選手側も観客側も聞き心地の良いラップを待ち望んでいるのかもしれませんね。
E N D
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